環境と調和したテールアルメ・テクスパン工法
概要
鶴岡羽黒線(山形県)でテクスパン,テールアルメが採用された現場です。
山岳修験(さんがくしゅげん)の山として知られる羽黒山や月山へ通じる道路のバイパス工事です。
急カーブ、急勾配が連続し、観光シーズン中は大型観光バスが頻繁に通り、冬期間はこれに雪が加わり円滑な通行が損なわれている状況にありました。 交通安全の確保はもちろんのこと、アクセスの面での快適性の向上を目的として、そして、多くの来訪者にとって当該エリアの魅力がさらに増すよう、このバイパスの建設工事を進められておりました。
採用理由
この工事に求められたことは
①国定公園内であるため自然と調和の取れた工法
②羽黒山の来訪者に工事状況の見苦しさを与えない工法
③他工区の切土土砂の処理と併行して行える工法
上記が要求され、テールアルメ(石積デザイン)とテクスパン(河川線形に合わせた曲線)の組合せが採用されました。