防波堤基礎補強に使われた高耐力マイクロパイル
概要
本物件は津波対策施設を充実(堤防嵩上げ)して津波への防護を確保する工事の基礎工です。既設堤防の改良であるが、漁港の堤防内に既設建物が存在し、既設堤体撤去から施設堤体完成までの工事時期期間中も鋼矢板による架設堤防が設置され、施工スペースは狭隘な状況でした。高耐力マイクロパイル工法が、このような狭隘な施工スペースでも施工が可能であり、支持力などの要求性能を満たすことから採用されました。東日本大震災において周辺施設が甚大な被害を受ける中、健全性が確保されていました。
施工状況
耐震性に優れた高耐力マイクロパイル
津波により防潮壁が甚大な被害を受ける中、HMP基礎の防潮壁は、震災後も健全性を確保