【道路拡幅】網状鉄筋挿入工 EPルートパイル併用事例
網状鉄筋挿入工、EPルートパイルの道路拡幅事例をご紹介いたします。
1.擁壁補強工法 網状鉄筋挿入工(EPルートパイル)とは
擁壁補強工法EPルートパイルとは、グラウトのEP(エクスパンション)効果とパイルの網状配置効果により、地山と補強材の一体化をはかる工法です。
東日本大震災や熊本地震の宅地擁壁工事でも高い評価を得ている工法であり、近年既設擁壁補強・地すべり対策・地盤補強における実績が増加しています。
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2.道路拡幅でEPルートパイルが採用される理由
道路拡幅計画の際、通常の構造物での拡幅を考えると根入れが必要となり、大きな掘削がでてしまい、用地の余裕がないと施工が出来ないケースがあります。
EPルートパイルを基礎機能として併用することで、構造物の掘削を最小限に抑えることができ、現道を通しながらの施工や既設構造物を活用した拡幅など、現場の制約がある箇所でEPルートパイルが採用されるケースが増えています。
3.EPルートパイルによる道路拡幅事例紹介
EPルートパイルの道路拡幅事例をご紹介します。
補強土壁とEPルートパイル工法を併用した事例です。掘削量を減らすことができ、40%のコスト低減が可能となりました。
軽量盛土とEPルートパイル工法を併用した事例です。掘削量を最小限に抑えることで軽量盛土工を減らし、既設擁壁を活かしたまま施工ができます。また、鉄筋挿入工を省くことで工期短縮を可能としました。斜面対策工がEPS躯体により隠れないため、メンテナンスが容易です。
当初計画は補強土壁工法と土羽盛土の計画で、掘削が大きく出てしまうという課題がありましたが、重力式擁壁とEPルートパイル工法の計画により、掘削量を90%低減することが可能になりました。
通常構造物で考えると根入れが必要となり、大きな掘削が出てしまいます。EPルートパイル工法と併用したことで、現道を通行止めせず施工することが可能となりました。
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EPルートパイル工法は擁壁補強・修復以外も構造物基礎補強・道路拡幅・法面補強など様々なシーンで導入されています。
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