耐震性能に優れたNSSブロック
概要
河川護岸で採用された実績です。耐震性能の高さとコストの削減効果に着目され、採用されました。両岸に使われており、曲線施工に関しては現場打ちで対応しております。ブロックの表面は石積み模様で、周辺環境に合わせて着色する事も可能です。
NSSの耐震性について
NSSブロックは現場打ちのもたれ式擁壁の施工に、大型のコンクリートプレキャストブロックを用いた工法です。現場作業を省力化できるほか、ブロックを縦貫鉄筋で固定して耐震性能を高めた大型ブロックです。自立性が高く、ブロックの胴込めにはコンクリートを打設する必要がなく、砕石を用いて排水性を確保すると同時に、コストダウン削減にも繋がります。関西大学との共同研究
ヒロセ補強土では、強度や耐震性能を確認するため、独立行政法人土木研究所で遠心模型載荷実験を実施したほか、関西大学とも共同研究を行いました。土木研究所での実験では、30分の1の模型を用いて実証実験を実施、関西大学では、70分の1の模型で地震時の性能についても検証し、安定性や設計法が妥当がどうか実証しました。